得られる知識・3つのポイント
- 普通のサラリーマンがブログで飯を食う『ブログ飯』になるまでのストーリーを染谷さんの体験から学べる
- ブログ運営における伝え方、わかりやすい文章の書き方、ネタの探し方、ブログを継続するやり方、収益を得る方法が身につく
- 『収益がひとつしかないリスクを回避し、収益は集中させない、ひとつの収益の比率は20%以内に留める』ことが重要
『ブログ飯 個性を収入に変える生き方』を読んだきっかけ
2013年の発売当初、『ブログ飯』というシンプルで強烈なタイトルに惹かれて、いずれ読みたいと思い、Amazonのほしい物リストに追加しました。
自分自身、中小企業向けのWebサイト制作とマーケティングの仕事をやっているため、クライアントへのWeb制作技術や集客ノウハウ、解析ノウハウのほうが優先であると考えて、その後は別の書籍を読む日々。
2017年に『小さな会社のWeb担当者・ネットショップ運営者のためのWebサイトのつくり方・運営のしかた 売上・集客が1.5倍UPする プロの技101』を出版したことで、広く本を知ってもらうためには、自分自身の情報発信が大切であると痛感しました。
そんな中、カテゴリを跨ぐ(またぐ)ことの重要性を説いている染谷さんのオンラインサロンを知り、これまで企業のWebサイト展開をサポートしていた世界から、個人ブロガーの方との交流・情報発信力強化を図っている世界にも足を踏み入れることに。
染谷さんのオンラインサロンに入会した流れで、2013年にAmazonのほしい物リストへ追加したままであったブログ飯をKindleで購入して読み、2018年8月には染谷さんとのコラボセミナーも開催させていただきました。
ピックアップ!紙面
本書はブログ飯というだけあって、ブログで飯を食べていくための考え方・運営の仕方が詰まっており、染谷さん自身のサラリーマン時代からブログで食べていくまでの馴れ初めが書かれています。
著者自身のストーリーがあると共感できる部分は多いですし、内容に引き込まれていきますね。
個人的に特に注目したのは、ウェブ制作会社LIGさんへのインタビューの箇所。
自分自身がWebサイト制作・マーケティング支援をおこなっているので、オウンドメディアで成功しているLIGさんがどんな方針でサイトを運営しているのかわかる興味深い部分でした。
『ブログを目にしたすべての人がお客様』
『好感度は7割を占める真面目記事が担っている』
『SNSは人感が重要』
『アクセスアップのその先を見据えて』
など、オウンドメディア運営・ブログ運営の成功に必要な本質について知ることができ、LIGブログはたくさんのおもしろネタで成功したと思っていましたが、ネタ記事は3割・技術系の記事が7割でいい塩梅で共存しているとのこと。
個人ブログや企業サイトを成長させ、大きな影響力を発揮するオウンドメディアに育てるためのヒントが詰まっていました。
書籍の目次
はじめに
本書を読む際の注意点
第一章 私が「ブログ飯」になるまで
第二章 ただのブログを「飯が食えるブログ」に変える
第三章 継続して成果を出すブログの違い
第四章 個人でお金を稼ぐということ
第五章 SNSことはじめ
第六章 突き抜ける技術
特別コラム:鬼嫁は見た! 〜没個性サラリーマンの華麗なる転身の秘密〜
おわりに
小手先のテクニックではなく、基礎を鍛える筋トレのようにブログ運営の本質をついた考え方や文章力が身につく
※イオンモール京都桂川 大垣書店のネットビジネス・副業コーナー。染谷さんの関連本が7冊も面陳列で並ぶ。
『魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ』という言葉を思い出しましたが、染谷さんのブログ飯は、『魚の釣り方を教える』に該当するブログ運営のノウハウや収益化のノウハウに加えて、さらに奥にある考え方・マインドが身につきます。
ネット展開は、その都度ブームがあり、その時代に応じて『これをやれば上位表示できる、これをやれば稼ぐことができる』といった手法が存在しますが、それに惑わされず、継続的なブログ運営と情報発信を行っていくことが大切ですね。
染谷さんのブログ飯は、2013年に出版されて以来、名前だけでも大きなインパクトを与え、5年たった2018年にようやく手にして読んだ本です。
シンプルでインパクトがあり、忘れない『ブログ飯』というネーミングセンスは最強!
発売以来8刷、販売部数は1万部を超えており、ロングセラーの本。今でも面陳列されている書店もあり。
ブログ運営の本質・マインドを学びたい人はまずこの本をお読みください(^^)