得られる知識・3つのポイント
- 売上を2倍にするには、客数1.25×客単価1.25×購入回数1.25にして、各要素を少しずつ上げる
- 漠然と売上をあげようと考えずに、客数アップ、客単価アップ、購入回数を増やす、それぞれのアイデアを出し、掛け合わせる
- 客数はグーグルに学び、客単価は叙々苑・ディズニーランドに学び、購入回数はマクドナルドに学ぶ
『ビジネスは「客数」×「客単価」×「購入回数」だけで出来ている!―ホリエモンの左腕?だった男が実践しているビジネスの黄金法則』を読んだきっかけ
ライブドア時代、ホリエモンの左腕だった渡邊健太郎さんの前作『アイデア鉛筆』を読み、その中にも書かれていた「客数」×「客単価」×「購入回数」に特化した内容とのことで、この本も面白そうだと注目していました。
『ビジネスは「客数」×「客単価」×「購入回数」だけで出来ている!』というシンプルな黄金法則を学びたくて読むことに。
2010年に出版された本ですが、今でも勉強になります。
アイデアマンであり、観察力が鋭い渡邊さんの視点で、ビジネスの基本と具体例がふんだんに記されています。
ピックアップ!紙面
55ページ『売上の正体を知るだけで、売上げUPの課題が把握できる』の箇所で、売上を増やすには、お客様の数を増やし、一人あたりの平均購入額を増やし、購入する頻度を増やすこと、というたった3つしかないと書かれています。
本のタイトルでもある「客数」×「客単価」×「購入回数」については、他の書籍やビジネスに関する情報でもよく語られることではありますが、この本では、その一点に注目して解説しています。
ビジネスに必要な3つの要素について、グーグル、叙々苑・ディズニーランド、マクドナルドを例に出して、それぞれの施策や具体例を交えて細かく解説しているので、わかりやすく仕上がっています。
3つの要素が大事だと知っても『具体的に何をしたらよいかわからない』という場合、具体例を参考に、それぞれの要素を伸ばすアイデアを出すことができます。
書籍の目次
はじめに
第0章 まずはやってはいけないビジネスを知る
第1章 「客数」×「購入額」×「購入回数」でビジネスは回っている
第2章 「グーグル」に学ぶ「客数」
第3章 「叙々苑」「ディズニーランド」に学ぶ「客単価」
第4章 「マクドナルド」に学ぶ「購入回数」
さいごに
物販・サービス提供、ネットビジネスにも使えるビジネスの基本法則
渡邊さんの前作『アイデア鉛筆』は新規事業や新サービスなどビジネスアイデアを出すための本、今作はビジネスモデルをより強固にしたり、現状のビジネスを加速させるための売上アップの本です。
前作にもあった『やってはいけないビジネス4つの原則』を知って、ビジネスの基本である「客数」×「客単価」×「購入回数」について理解し、それぞれについて具体例から学ぶ流れになっています。
渡邊さんの本の特徴は、たくさんのアイデアと具体例が詰まっているので、自分一人または自分たちのチームだけでは、出てこないようなアイデアや例がたくさんあるので、そのままやってみるだけでも成長ができるという点です。
アイデア出し、「客数」×「客単価」×「購入回数」の具体的な行動に困ったら、本書を開いて実行していきましょう(^^)