得られる知識・3つのポイント
- 『メッセージ』+『解決方法であるスキル』+『事例または自分の体験』をセットにして話す
- まず結論から話し、最初3分のツカミのネタは、台本を書いて文字にして動画撮影し、心を奪われる内容にする
- うなずきくんを見つけて、楽しそうに話す
『最新版 はじめて講師を頼まれたら読む本』を読んだきっかけ
2017年8月に初めての本を出版したことをきっかけに、11月、2018年1月とセミナー講師として、お話させていただくことになり、まずは知識を得るために最適な本を探していました。
そんなとき、「残業しないチーム」と「残業だらけチーム」の習慣の著者 石川和男さんがFacebookで大谷由里子さんのこちらの本の最新版を紹介されていたので、すぐに読みました。
セミナー講師としても活躍されている石川さんもお世話になった先生の本ということで、実例満載でとても面白く、そのまま実行すれば、セミナー講師としてしっかりと準備ができる本でした。
ピックアップ!紙面
注目したポイントは、48ページにある『”5分ネタ”をたくさんつくる』の箇所。
著者の大谷さんは、”5分ネタ”を180本以上持っていて、5分という時間に区切って集中して聴いてもらい、当日の時間やお客さんに合わせて調整できるとのこと。
その場の雰囲気で”5分ネタ”を組み合わせて話せるなんて、さすがプロ。
そこまでできると一番良いですが、まずはスライドを5分ずつのネタで用意して、その場で少し拡大して話したり、時間がないときは減らしたり、カットしたりという点で参考にさせていただきました。
書籍の目次
はじめに
最新版の刊行にあたって
第1章 講師に必要な心構えは「志」 マインド編
第2章 講師になったら知っておきたいスキル・テクニック 実践編
第3章 指名される講師になるプロのワザ ステップアップ編
おわりに
セミナーだけでなく、プレゼンなど人前で話す機会がある講師のバイブル本
『講師とは、新しい知識、小さな気づき、元気を届ける存在』と冒頭で述べておられ、誰でもそのような存在になるために、惜しげもなくノウハウを公開しています。
吉本興業のマネージャーをされていた著者ご本人の体験や面白い例え話も多く書かれていますので、イメージしやすく、自分に落とし込んで考えることができます。
台本のつくり方、話のメリハリの付け方、事前準備、本番のテクニック、その後の指名のされ方、自分ブランドの確立の仕方など、初めて講師としてスタートする人からステップアップしたい人まで、網羅した内容になっています。
2009年に書かれた本ですが、ロングセラーにより、8年後の2017年に最新版が刊行されました。
講師をする人のためにバイブル本として、これからも愛される本ですね(^^)