読んだきっかけ
2017年8月に初めての書籍を出版し、11月に集客請負人 平賀正彦先生の会員総会で講演させていただくことが決定。
その後、2018年1月に独自開催となる出版記念セミナーを予定していたため、セミナー講師としての本をAmazonで探していたところ、パーソナルブランド・コンサルタントである立石氏の本を見つけて、購入。
副題『テーマの見つけ方から集客、ブランド・ビジネスモデル構築まで』とあるように、初めて講師として登壇する場合から、10年セミナーで稼ぎ続けるための方法まで、セミナーに必要な内容を網羅した本でした。
『セミナー講師の教科書』の概要
著者の立石さんは、セミナー講師としての長年の実績を持ち、1200人以上の講師を育成。
10年間にわたって実際に講師へ教えてきた内容をまとめた本であり、セミナー講師となるために必要な考え方など、やるべきことが全て盛り込まれています。
初めて講師を努める人・単発で勉強会の演者となる人は、
第1〜4章、セミナー講師の考え方、テーマの見つけ方、シナリオのつくり方、人を動かす話し方をしっかり読み込んで本番に臨むことをオススメします。
ココに書いてあることをそのまま実践すれば、型にあてはめて講演できるので、経験が少なくて初めてでも講師として、恥ずかしくない状態まで持っていくことができます。
パーソナルブランドを構築して、継続的に稼ぐ講師となりたい人は、
第5〜7章、パーソナルブランド構築法、セミナーを自主開催、10年稼ぎ続ける8つのビジネスモデルの箇所を特に読み込んで、自分ブランドを確立し、講師としてどうやって稼ぐか、さらに高いポジションへ自分を高めていく必要があります。
講師としてデビューし、「これから講師業で食べていきたい」と考えている人から、既に講師として活動しているが、思ったような成果が出ていない人まで、セミナーや勉強会でしゃべる人であれば、誰もが参考になる内容が満載の本です。
著者の立石さんは、書籍をフロントエンドにし、セミナー開催、DVD教材の販売、コンサルティングなど、バックエンド商品もしっかりと揃えており、ビジネスモデル構築も完璧です。
書籍を読んでさらに踏み込んだ内容へと考えている場合は、著者サイトをご覧ください。
ピックアップ!紙面
『受講生が「変わる」お手伝いをするのがセミナー講師なのだ』
この言葉は一番ささりました。どんなセミナーにするか、何を伝えるか、どのように話すか、などセミナー内容を考える時、全ての根底にあるのが、「受講者が変われる内容か?」という質問です。
受講者がセミナー後に、何かしら変われるお手伝いができるセミナーを常に意識することが大切です。
どんなセミナーでもこのシナリオ構成でOK!とのことで、構成がつくりやすくなります。
受講者にとって、わかりやすいシナリオで、受け入れやすく、頭に残りやすい流れなので、いつもこの構成でつくれば間違いありません。
書籍の目次
第1章 1年目から結果を出し、10年稼ぎ続けるセミナー講師の考え方
第2章 あなたにふさわしいセミナーテーマの見つけ方
第3章 受講生を成功へと導くシナリオのつくり方
第4章 一流講師が必ずやっている、人を動かす話し方
第5章 セミナー講師のためのパーソナルブランド構築法
第6章 セミナーを自主開催する
第7章 10年稼ぎ続けるセミナー講師の8つのビジネスモデル
得られる知識・3つのポイント
- セミナー講師としての考え方・テーマの見つけ方・シナリオのつくり方・話し方など、講師として必要なこと全て
- 自分ブランドのつくり方、自主開催セミナーの開催方法・集客方法
- 講師として稼ぎ続けるビジネスモデルの例、計画の立て方
単発で勉強会などの講師をやる人、継続的に講師となって稼ぎ続ける決意をした人など、立場が変われば、見方や読み取り方は変わると思います。
ですが、「この本は全ての内容が大事!」と言えるくらい、講師として必要なことが全て詰まっています。
講師として迷える人たちに、手厚く、やさしく、手を差し伸べてくれる本ですね。
こんな人にオススメ
- 初めて講演を頼まれた人、定期的に勉強会で講師をする人
- これから講師として稼ぎたいと思っている人
- 講師として活動しているが、稼ぐビジネスモデルがうまくいっていない人
- 士業・コンサルタントなど、指導する立場にある人
- 営業職で、顧客にうまくプレゼンしたいと思っている人
この本を読んで広がる世界
- 初めての講演でもうまく話ができる
- 人を変える・動かすセミナーができる
- 自主開催セミナーを成功に導ける
- 講師として生計を立てる
繰り返しになりますが、この本はセミナー講師として活躍するために必要なことが全て詰まっているので、まさに『セミナー講師の教科書』として、常に手元に置いておき、必要な時に開いてそのまま実行できる本として、重宝しそうです。