2015年3月に北陸新幹線が開業し、東京から気軽に金沢へ行けるようになりました。
新幹線のおかげで金沢への観光客が大幅に増え、着々と観光地化が進んでいます。
自身、高校を卒業する18歳まで金沢で過ごし、その後、大学以降は関西に住み始めましたが、GW・お盆・お正月を含め、年3回以上は実家に帰省し、観光地や居酒屋に足を運んでいます。
金沢で生まれ育った地元民として、また、金沢に住む家族や友人の話をもとに、実際に自分も行ってきたおすすめの観光スポットやお店をご紹介!
定番の雑誌やネット情報では伝えていないような過去の話や思い出話も交えて、金沢で1日楽しめる観光モデルコースと人気グルメ情報を写真80枚以上とともにお伝えします(^^)
朝 金沢の伝統を凝縮したシンボル 【金沢駅 鼓門・もてなしドーム】
金沢観光は車での移動もおすすめですが、東京からは新幹線、大阪からはサンダーバードに乗ってきた場合、玄関口となるのがこの金沢駅。
2005年に金沢駅のシンボルとして鼓門(つづみもん)・もてなしドームが完成。駅前には金沢フォーラスができ、観光客のお土産どころである金沢百番街に対して、若者によるショッピングが増えるようになりました。
改修以前、金沢駅付近には飲食店やショッピングスポットが少なく、金沢市民は石川県外に電車で出る以外、あまり行かない場所でした。
今では観光客がたくさん集まり、写真撮影をする観光客で賑わう駅前となりましたね。
午前 情緒を感じる街並み 【主計町・ひがし茶屋街・梅ノ橋】
金沢駅から20〜30分で行ける徒歩圏内、尾張町から橋場町を通って主計町(かずえまち)へ。
このあたりは小中学校の校下だったので、小さい頃、よく自転車で友だちの家へ行ったり、遊んだりした場所。
今では、武蔵〜近江町〜橋場町に向かうまで、ふらっと立ち寄れるお店が少しずつできています。散歩しながら立ち寄るのもいいですね。
川沿いにある古い街並みを散策。着物姿で歩く観光客もいます。雰囲気ある街並みに着物姿での写真撮影もいいですよ。
金沢の二大河川は、犀川と浅野川。この浅野川周辺で育った身としては、浅野川と古い町並みのコラボは大好きなスポット!
主計町を巡った後は、ひがし茶屋街へ。高校時代、毎日この付近を通りすぎて学校に行っていましたが、今ではたくさんの観光客が集まる金沢の観光スポットに!
20年ほど前は古い家が残る場所で観光客はほぼいませんでしたが、10数年前から喫茶店などが増え、最近では食べ歩きの店やお土産店が立ち並ぶ場所に。
金沢の古い街並みを楽しみたい、食べ歩きたい、お土産見学をしたい人は、ぜひ、ひがし茶屋街へ。
個人的にはこの梅ノ橋がお気に入り。梅ノ橋の向こう側に見える民家も含めて、いい雰囲気。
小学校6年の写生会で梅ノ橋を描いて、みごと入選したという想い出あり。
ひがし茶屋街は観光客でいっぱいなのに、この梅ノ橋には、なぜかほとんど人がいない。ドラマ撮影などにも利用される橋、穴場スポットですね。
お昼ご飯 昼からお酒が飲めるお店 【金沢おでん 黒百合】
茶屋街から金沢駅まで戻ったらお昼におすすめなのが、金沢おでんの黒百合。金沢駅、百番街にあり、きれいに改修された歴史あるお店。
駅ナカにあり、お昼からお酒を飲みながら、金沢おでんを味わえるだけあって、観光客がたくさん訪れ、いつも混雑。
ピーク時間を少しずらして入るのが吉。
キンキンのフローズンビールがうまい!
金沢名物のどじょうの蒲焼も味わえる。
好みのおでんの具を注文。秘伝のダシによる伝統の味をお楽しみください。
昼過ぎの食べ歩きに 【近江町市場】
金沢市民の台所、近江町市場。金沢駅から徒歩またはバスで。
保育園、小学校の頃は、よく母親に連れられて魚介類や野菜の買い物に来たものですが、今では観光地化し、食べ歩きのお店が増えました。
観光客が増えすぎて、地元の人があまり買い物に行かなくなった、とか、食べ歩き以外のお店や野菜などが売れなくなったという話もあります。
食べ歩きだけでなく、新鮮な魚介類をお土産にどうぞ!カニも安くておいしいですよ(^^)
お寿司、串焼き、金沢かれいぱん、などなどお好きなものを食べ歩きできます。ビールを売っているお店もありますよ。
近江町市場内の海鮮丼のお店、回転寿司はどこも大行列。
フルーツ専門店 行列覚悟 【むらはた】 ジャンボフルーツパフェ
近江町市場近く、めいてつ・エムザ(もと名鉄丸越)の裏にあるフルーツむらはたのジャンボフルーツパフェ。
こちらも行列覚悟のお店。フルーツ専門店だけあって、おいしい豪華フルーツのパフェ。
スイーツ好きの人は、ぜひ、金沢でこのパフェを味わってほしい。
前田利家公を祀る 重要文化財 【尾山神社】
小学校3年のころの写生会で定番の神門ではなく、マニアックに東神門を描き、ほとんど描いた人がいなかった東神門の絵が確か入選しました!
上の写真は拝殿になります。
境内には大きな前田利家公像が。御朱印もいただけます。
尾山神社前には、昭和の建物をそのまま残したレトロな雰囲気が。こんな雰囲気が今でも残る場所です。
香林坊・片町付近の休憩に 【喫茶 ピノ】
北陸一の繁華街 片町辺りまで来たら、そろそろ休憩に。
大通り沿いにあるゲームセンター タイトーの裏にある喫茶ピノ。手作り洋食も味わえる昔ながらの喫茶店。
高校生の頃、バンド仲間と一緒によく来ていたお店。このお店の上にあった『うつのみやミューズイン』でバンド練習したり、地下にあったスタジオでドラムレッスンを受けていた頃が懐かしい。
ピノは、食事もカフェにもデザートにも通いたくなるお店。
金沢が誇る日本三名園の一つ 【兼六園】
香林坊から歩いて突きあたりにある兼六園の入口。
金沢といえばこの風景、兼六園の中にある徽軫灯籠(ことじとうろう)。
小学校の遠足や写生会でよく訪れた場所。今では観光客の写真撮影に行列の場所。写真は3月末、雪がなくなった後の雪吊りを残した状態。
雪が積もった冬景色もまた綺麗です。
加賀藩主前田氏の居城 【金沢城跡・石川門】
以前は金沢大学があった場所、兼六園とともに金沢を象徴する観光スポットである石川門。
坂道にお土産屋がたくさん立ち並び、兼六園下の石川県観光物産館は大きなお土産店。お土産を買うなら金沢駅の百番街か兼六園下ですね。
通っていた小学校は、兼六園に一番近い金沢市立味噌蔵町小学校(現、兼六小学校)。この白鳥路を通って友達の家に行ったり、ザリガニを取ったり、よく遊んだ思い出の場所。
白鳥路は大手堀に向かって抜ける道。散歩スポットとして行ってみてください。
兼六園や兼六園下には観光客がいっぱいいますが、こちらの白鳥路はあまり観光客がいない穴場スポットです。
石川門をバックに前田利家公像。
金沢が生んだ鈴木大拙による 【鈴木大拙館】
兼六園を後にし、21世紀美術館の方へ向かい、少し入ったところにある鈴木大拙館。
東京に住む大学の友だちから『金沢へ行ったらいつも行く場所』として教えてもらった。この神秘的な雰囲気は他にはありません。
夜ご飯 片町付近の場合
写真は、百貨店 香林坊大和の向かいにあるオブジェ。夜ご飯を片町で食べる場合、金沢駅付近で食べる場合に分けてご紹介します。
金沢では珍しい関東風 開店直後が入りやすい 【おでん高砂】
先日、金沢のグルメ雑誌の先頭を飾っていた昭和11年創業の名店、おでん高砂。片町、柿木畠にあるお店。
『一寸一パイ』ののれんが目印。
秘密のケンミンSHOWなどで金沢おでんが紹介され、片町の赤玉はいつも行列。
ここ、高砂もすぐにいっぱいになり、行列になるお店。カウンターメインで、テーブル席が少し。
16時の開店直後をめがけていくと、ゆっくりとおでんを味わいながら、飲めます。
ビールに合う味噌をかけたおでん。本格からしもお酒のアテになります。
どれも素材も煮込み具合もうまい!車麩・牛すじ・大きな筍がお気に入り。好きな具をオーダーしたら、綺麗に盛り付けてくれます。
金沢の素材を活かしたホタルイカ。魚介類もおいしいです。
B級グルメ 【宇宙軒食堂 豚バラ定食】
こちらも高校生の頃よく通っていたお店。当時と比べると、店内は綺麗に改装され、観光客もちらほら集めるお店に。
メインの豚バラ定食 肉大盛り。ご飯がすすむ味。おでんを食べながら軽く飲んだ後に、ご飯として食べるのも良し。
夜の中心地にある本格バー 【サントリージガーバー・セントルイス】
数々の入賞実績のあるバーテンダーを揃えるお店、好みの味を伝えるだけでさまざまなカクテルをその場で作ってくれます。
片町で食べて飲んだ後は、ゆっくりするときによく行く本格バー。スクランブル交差点にあり場所もGood!二次会に、三次会にどうぞ!
チャーシューラーメン専門店 【一喜】
高校生の頃よく通っていた当時、一番おいしいと思っていたラーメン店。尾山神社近くのお店は閉店してしまいましたが、片町のお店は継続中。
メニューは自信たっぷりのチャーシューラーメンのみ。片町で飲んだ後は、やっぱりラーメンが食べたくなる。
酔い客の腹を満たす最高のラーメンですね。締めにどうぞ。
夜ご飯 金沢駅付近の場合
金沢駅付近は居酒屋など、飲食店が増え、電車で帰る前に立ち寄れるお店もあります。以前は金沢で飲むなら片町一択でしたが、最近では片町か金沢駅か、という選択肢ですね。
金沢駅西にある予約困難な人気店 和食・居酒屋 【道三】
金沢駅からタクシーで行くのがおすすめ、居酒屋 道三。
地元の人達の宴会によく使われているそうで、予約を取るのも難しいお店。
この日は、開店すぐ、たまたま空いていたところに入店できました。
どうしても行ってみたい場合は狙い撃ちして早めに予約して行きましょう。
素材を活かしたたくさんのメニューが並びます。
刺身、天ぷら、焼き物に至るまで、ボリュームのある素材に加えて、豪快な盛り付け。
タクシー運転手さん曰く『よくこのお店に送迎します』という地元民が知る穴場の店、運転代行を呼んだり、タクシーに乗ってでも行きたい居酒屋です。ランチ営業もあり。
夜景が綺麗な大人のバー 【ホテル日航金沢 夜間飛行】
金沢駅前にそびえ立つ2つの大きなホテルはホテル日航金沢とANAクラウンプラザホテル金沢。
夜景が綺麗でお気に入りのバーとして通っている、ホテル日航金沢の29階にあるメインバー。
静かな落ち着いた雰囲気でゆっくり飲みたいときや、金沢駅まで飲んだ後の二次会に使えるお店。
写真はホテル日航金沢のお正月飾り。
味噌らーめん専門の行列店 【麺屋大河】
金沢駅付近で飲んだ後、ラーメンを食べるなら、味噌らーめん専門店の麺屋大河。
行列に並んでいる間、近くの人と話してみると、遠方から来た人も多く、「金沢に来るときはいつも来ています」という声が。
食前に出される野菜ジュース。
写真は順に黒味噌らーめん、味噌らーめん、味噌つけめん。
味噌らーめんの専門店だけあって深い味わい。おすすめはやっぱりベースとなっている味噌らーめん。
金沢駅近くで飲んだ後の締めはこのお店ですね。
金沢に生まれてから18年間住んで、大学からは関西に住んでいますが、地元はやっぱり金沢。
観光地化が進み、街並みやお店がどんどん様変わりし、発展していく様子を見ながら、自分なりのお気に入りの場所やお店を見つけていく。
雑誌やネット情報をもとにしながら、実際に自分で足を運んで体験し、味わい、金沢の良さを感じてください(^^)
このページの金沢情報はこんな人にオススメ
- 地元の人の情報をもとに定番のスポットに行きつつ、自分なりの楽しみを見つけたい
- 行列情報や行列に並ばずに人気店へ行くには、どうしたらいいのか探している
- 雑誌やまとめ情報などとは少し変わった目線で、金沢情報を知りたい
- 観光地から少し外れた、穴場スポットを知りたい
ここに掲載した金沢情報が皆さんのお役に立てたら嬉しい限りですm(_ _)m